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先週の新ダヴィッド同盟が今年最後のコンサートかと思っておりましたが、 招待券が舞い込んできまして、こちらが正真正銘、今年最後のコンサートとなりました。 第727回 定期演奏会Bシリーズ ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 ショスタコーヴィチ:交響曲第12番 ニ短調 「1917年」 指揮:エリアフ・インバル ヴァイオリン:ジュリアン・ラクリン ショスタコーヴィチの交響曲、数あれど、なかなか演奏機会の少ない12番ときたもんだ。 そこに超絶技巧を要するヴァイオリン協奏曲を組み合わせてしまうという これはまたマニアックなプログラムであります。 都響のショスタコーヴィチは、以前デプリーストの指揮で10番を聴いたことがありますし、 ヴァイオリン協奏曲は庄司紗矢香 さんのソロ、大野和士さんの指揮で聴いたことがあります。いずれも、緻密なアンサンブルで、大変な熱演になった記憶があるのですが、 今回のインバル指揮のこの演奏会も実に素晴らしいものでした。 特に12番の交響曲は、インバルと都響の持ち味を余すところなく引き出した見事な演奏でありました。 冒頭のチェロ・コントラバスのユニゾンから重心の低いどっしりとしたサウンドを響かせ、 そこにきれいに木管群が乗っていきます。各パートの技術も高く、ほとんど穴がありません。 技術的に裏付けられた非常にバランスの整ったソノリティの高い響きなので、 大音量になっても全く耳にうるさくありません。 インバルの指揮は決して色彩豊かに派手に響かせるものではなく、 むしろショスタコーヴィチ特有の、モノトーンな響きを強調し、陰影をはっきりさせた印象。 その一方で、ダイナミックレンジが幅広いため、迫力には事欠くことありません。 アタッカで奏されるこの曲の緊張感をそのまま維持した大熱演だったといっていいでしょう。 闇雲に鳴らして、こけおどしの感動に持っていくこともできるし、ムラヴィンスキーのようにひりひりするような焦燥感とシャープな響きで扇動することも可能な交響曲ですけれど、インバルと都響は、室内楽的ともいえる、緻密なアンサンブルを終始維持して、音楽的に非常に満足度の高い演奏に仕上がっておりました。 分厚く美しい弦楽器をベースとした室内楽的なショスタコーヴィチ、都響は独自のショスタコーヴィチ・サウンドを確立したような気がいたします。彼らのショスタコーヴィチはできるだけ触れていきたいと思います。 一方、ヴァイオリン協奏曲の方も見事な演奏で、ラクリンのクールでありながらアクロバティックな表現力に舌を巻きつつ(特に3楽章のカデンツァ!)、そのクールさと分厚くも美しい都響のサウンドとのコントラストを思う存分堪能。 ただ、ラクリンの、たまに見せる粘っこい表現にちょっとした違和感を感じた部分があったかなと思うのはあくまで個人的な感想。 アンコールのバッハも、やはり非常にクールで丁寧に弾かれていますが、例えば庄司さんのような内面をえぐるようなエモーショナルな部分がもう少しあってもいいかな、と思われたのも個人的な趣向でありましょう。 いずれにせよ、会場はヴァイオリン協奏曲の後も交響曲の後も盛んな拍手に包まれました。 招待券で、席が1階の前方、普段決して座ることのないような席だったので、普段聞き慣れない(だいたいオケのコンサートの時はPブロックだから^^;)その響きに最初はどぎまぎしながらも、耳が慣れてくるとやはりサントリーホールの響きが私は好きなんだなぁ、と思い知った次第。 今年最後の締めくくりのコンサートとして申し分のない演奏会となりました! |
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素晴らしかったんですね〜1917年。この公演、職場の忘年会をぶつけられ(怒)敢え無く掲示板でチケットを引き取ってもらったのでした。 |
mamebito URL 2011/12/25 01:22 |
>mamebitoさま |
minamina URL 2011/12/25 14:32 |
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